競技報告

皆さん、こんにちは。

5月29日 30日
この日、東京五輪の開催国枠国内最終選考会が石川県小松市で開催されます。
前回のブログの最後でもお伝えしていたように、
私もこの試合に向けて1年以上準備をしてきました。

ですが、今月5日6日にタイで行われたアジア大陸最終予選会の結果を受け、私の種目の開催国枠が無くなってしまいました。
これにより、国内最終選考会での対象種目から外れてしまい、同時に私の夢が途絶えてしまいました。

アジア大陸の結果が自分の出場チャンスに左右してくる状態だったので、現地のレース結果を常に気にしていました。
結果が出た時は、自分の中で状況を整理することが出来ず、現実と向き合えるまで時間がかかってしまいました。

一生のうち、また現役選手というタイミングで迎えることができることの難しい母国開催ということももちろんですが、競技者として2020年を大きなターゲットとして据えていました。
また、城北信用金庫の支え、地元静岡県の存在、これまで私の戦いに力を貸して下さったコーチ陣、チームメイト、そして家族や多くのカヌー関係者、本当に色んな方々が応援してくださってきたので、結果で恩返ししたいという思いが強くありました。

今回の結果はとても残念で、声援にも応えられず申し訳ないです。
ただ、この悔やむ気持ちだけではなく、これまで私の競技活動を支えてくださった皆さまに、言い表せないほど感謝の思いでいっぱいです。

アスリートとしての最大の目標を追う中で貴重な経験、多くの出会いがありました。
色々なものを目にして、自分自身とも向き合い、多くの感情を得ました。
カヌー競技を通じてこんなにも素晴らしい経験ができたこと、本当に幸せなことだと感じます。


今月末の夢をかけた試合は、泣いても笑っても一発勝負です。
私のレースはなくなってしまいましたが、その日を想像すると、緊張感、ワクワク感、様々な感情が湧きあがります。
試合出場選手には、とても重みのある1日になるかと思います。

私自身、 今後のことはまだ決断できていませんが、これから進みたい道を今一度自分と向き合って考え、また何か皆さんにお返ししていけたら嬉しいなと思います。
皆さま、応援ありがとうございました。

タイでの結果を受けた数日後
石川県の住まいの近くの森をのんびり散歩しました。
自分と向き合って
少しずつ気持ちの整理をしながら
これからの道を考える時間となれました。