私の想い

2021年夏のスポーツの祭典が始まり、
連日、世界最高峰を決める試合が行われています!

やっぱり世界一を決める試合は観ていてワクワクしますよね!
私は、昔から試合を観ていて、疑問に思うことがあります。
それは、『なぜアスリートは負けた試合後に謝罪をするのか』ということです。

ある人が、
「なぜアスリートは悪いことしてないのに謝るの?」と言っていたのを聞きました。

試合を見て応援してくれた方々、力を貸してくれた方々は
きっと謝罪の言葉は求めていないと私は思います。
そして、観ていた子供が、
『アスリートは戦って負けたら謝らないといけない』
『謝る必要がある大会なんだ』と勘違いしてしまうと思います。

しかし、2018年の冬季大会に出場したとき、
大会で自分が負けたと気がついた瞬間、
「今まで支えてくれた人々に申し訳ないことをした」と、
凄まじい罪悪感にかられ、泣きながら謝罪をしたのを痛いくらい覚えています。

あんなに謝罪することに対して疑問や違和感を感じていたのに、
実際、自分が同じ立場になった時謝罪していました。

そんな経験をした私ですが
世界一を決める大会に出場し負けてしまったとしても
「ごめんなさい」ではなく、「ありがとう」が最適な言葉だと思います。

これは一個人の意見であって、色々な意見があると思いますが
私は冬季大会で謝罪してしまったことを後悔しています。
『謝罪』ではなく、『感謝』を伝えたい。
今は、その想いだけで競技を続けています。

そのためにもやるべきことをやらなければいけない!と改めて感じた試合でした。